Club Crest | ワカサギ釣りや鮎釣り、山菜狩りとキノコ狩りを通じて実感したことや感じたこと、父母からの伝承などを記載した雑記帳です。  Club Crest 雑記帳 
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安物買いの・・・・

うちの手動彫刻機は古い。メーカーは坂崎とか飯田製作所の機械なんだけど、もう彫刻機メーカーは存在していないので、坂崎鉄工のOBがおられる会社にパーツをお願いしている。でもね、ヤフオクなんかに時々手動彫刻機が出品されるから、同じ型番の機械なら部品取りとして購入しようと思ってるけど、出品先が遠かったり予算オーバーで購入に至らないんだな。

そんな中、Roland社のコンピューター彫刻機が出品されていた。価格は5000円!正確にはSINWAから基盤加工機として発売された物らしいけど、写真から判断した形やSANWAのHPから、RolandDG社が1987年に発売開始した卓上型の小型彫刻機CAMM-2シリーズ PNC-2000と見当をつけ、『手に取って見てみたい』という好奇心から落札した。
SINWAの彫刻機 Roland DGのPNC-2000

うちの機械はローランド製ばかりだから、過去の付属CDを見直すとPNC-2000のドライバがあった。PCにインストールして、到着した機械の、電源を入れると起動するけど動かない。シリアルもパラレル接続もNG。当然マニュアルのないから『動かすまでの楽しめるかな~ 一応バラシてみるか・・・』と作業を始めてみたら・・・
狂っている定盤

ワークを取り付ける板が狂ってる。購入時は8mm高のバイスが付いていたから問題ないんだろうけど、Z軸のストロークは10mmしかなから5mm厚のアクリルまで切りたいので、手動彫刻機で面だしを兼ねて削ることにした。振り返ってみると、もうこの時点で『動くもの』と決めつけて疑わない自分に笑うよね。
中央が2mm以上高い定盤

手動彫刻機に取り付けて、ハイスカッターで削ってゆく。結果的に3mm程削った感じ。
細いカッターで定盤を削る


さて、途中の画像がないけど、コントローラーにある『上下左右、EnterボタンとスピンドルON/OFFボタン、電源ボタン』の7つのボタンから、動作チェック(上ボタン+電源ON)やシリアル/パラレル切り替えなども見つけた。これで動くようにセッティングを行い、いざテストカットを行うと・・・

アクリルの場合、2.0㎜エンドミルで深さ0.2mm、毎秒15mmの送りだと、ツールパスの座標と大きく狂うことが分かった。それも60mmとか150mmとか一気に狂うし、原点も大きく狂ってしまう。最初はステッピングモーターを疑ったけど、どうやらワイヤーのスリップとビューポイントを検知するリミットスイッチの誤作動っぽい。

仕事中に弄れないから、どこかで弄ってみよう。
切削には、材料固定用の下敷きを使う


切削量と送りの調整をすると、驚くほど精度が出る。切削深は0.1mm 毎秒8mmの送りが限界だな。この条件なら図面寸法とカット後の寸法差は、ノギスの計測で0.05mm以内だ。もう30年以上前の機械なのにね。すごいと思った。

でも、特注エプロンを切り出すにはMDXの方が早いな。もう精度がでないけど。。。

あと、無駄な動きが多いなと思う。ひと筆で移動してほしいのに、あっちを切ったりこっちを切ったりとソフトの都合なんだろうけど、NC-MODELA+NCVCのように使えれば、実用になるかも?Gコードが使えるCAMソフトがあるけど、初代小型卓上彫刻機の運転状態を見たいだけだったから、これ以上お金は掛けられないもんね。
両面テープが、カッターにからみつく
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まだまだ現役 Roland MDX-15メンテナンス

購入からだいぶ時間がたったローランドDG社のMDX-15。
産業用の機械から比べればおもちゃなんだけどね。

日頃改めて意識することはないと思うけど、目にしたり手に取る商品の多くは、誰かが何かしらの加工を行っている。そして、いざ自分で加工をしてみようと思うと、何が何だかさっぱり分からないことが多いよね。

自分も木材業界時代には、研修に行った加飾工場や営業先の工場でNCルーターなどを目にすることが多かったのだけれど、実際に機械を動かすために図面の引き方や刃物のこと、切削条件などはさっぱりわからなかった。

物を削り出す為に必要な知識や手順、メンテナンスや精度の出し方を学ぶ為に購入した機械だから、使いこんでガタが大きくなったり精度が出ない部分が生じてきているのに なんとなく愛着があって、時々稼働させているのだ。

今回は、加工原点から離れれば離れるほど、図面より大きく仕上がってしまうのを調整しようと思ったけど、どうやら無理っぽい。もともと、『0.1mm以下の精度は出ません』と回答を貰っている中で購入したんだから、仕方ないんだけどね。。。

あれこれ弄って精度を上げてきたけど、そろそろご隠居願おうかしら・・・
Roland DG MDX-15



メンテナンスの為にMDXの両サイドのカバーを外すと、スチールプレートで組み上げられた本体と基盤が出てくる。切削加工時には小まめに掃除機で切屑を集塵しても、奥の方まで入っているもんだね。
MDX-15の分解



Z軸の裏側の様子。ローランド社の機械はワイヤー駆動のものが多い。以前、仕上がり寸法の精度が落ちるのは、『ワイヤーが伸びて、ワイヤーの直径が小さくなる事による摺動距離が変わる為』だと何かのBBSで読んだけど、自分はそう感じないんだよな。

例えば、ある穴あきのプレートを切り出す時、外形寸法は確かに小さくなる。寸法にして0.3mm位かな。ワイヤーの直径変化による摺動距離の縮小は確かに当てはまるんだけど、このプレートに穴を開けると穴径が0.2mm程大きくなってしまう。
しかも、同じツールパスで別の材料を切ると、寸法の狂う場所が変わるから不思議だ。1枚目は原点近くが狂い、2枚目のワークではテーブルの中央付近とか。。。
MDX-15 各可動部の点検



Y軸の様子。もともとワークテーブルの載せている摺動部の片側が樹脂の成型品でできていた。購入後のテストカットでテーブルが沈み込んだり目的の深さにならなかったりしたので、早々に真鍮で代用部品を作ってある。
MDX-15 Y軸の自作部品の摩耗チェック



切削用のパスは、CADで作成した図面をNCVCに取り込んで作成。厚み別、材料別に切削条件を登録してあるから楽ちんだね!
図面からGコードの生成



パスはNC-MODELAでMDXに送る。この時は、特注エプロン4枚と6φの穴あき短冊2枚。図面を書いてパスを作って切削完了まで30分ぐらいかな?
この後、別の機械で文字の彫刻と墨入れして両面テープを貼ったり、拭き取りと出荷の梱包を行うと、時間工賃は安いな~
作成した切削コードをMDXに送り込む

5月末の山菜狩り

5月の末にコシアブラを収穫に行ってきた。コロナ禍の中、多くの方が山菜狩りや渓流釣りに来られていたけど、ほとんどの方がマスクを着けていたのが印象的。友人や知人と近い位置で蕨や行者ニンニクなどの収穫に没頭するならマスクの着用は必須だと思うけど、上流にも下流にも人がいない単独釣行では、マスクを外してもいいと思う。

マスクはすぐに取り出して着用できる場所にしまっておいて、他人と対面する時や10m程離れていても自分が風上に位置する場合など、速やかに着用するなどのメリハリも必要なんだと思う。 特にこれからの季節は熱中症になり易いから、マスクを外せる状況の見極めが必要になるだろうね。。。

ブナの新緑とダケカンバ

コシアブラのあるお山への移動中の斜面から見えるブナの新緑。まだ、芽吹いていない木々があるけど、あれはダケカンバだよ。
芽吹きが遅いから、新緑の中に枯木があるように見えちゃうんだよね。。。



チシマザサの藪漕ぎ

相変わらずのヤブ!あそこに2本、その先に1本と見渡してみるけど、このヤブ漕ぎに費やす労力と収穫の成果を比べてしまう・・・
来年は、クマさんのお山を再訪問してみようかな。。。怖いけどさ。


コゴミとクリンソウ

このお山には雪田がある。例年胸の高さぐらいの積雪が残っているが、今年は少なったな。やっぱり、温暖化だよね。。
この雪田の下のほうの林内には、雪解け水が流れこんで湿地状の場所があるんだけど、今年は乾燥気味だった。いつもならコシアブラを収穫しながら、帰りに背丈の低いコゴミを収穫できるが、今年は伸びきっていた。

でもね、新しい発見もあったのよ。コゴミが小さい時期は葉が小さくて気にしていなかったけど、今年は葉っぱが大きくなっていて存在感があったから気が付いたのだ。

まあ、よく見かけるクリンソウなんだけど40株位かな~ 今日は6月15日。もうお花咲いているだろうね。時間が取れたら見に行ってみよう。 


エビネ


帰路、ちょいと覗き込んだ林床でヤブエビネが咲いていた。昨年も生えていたのなら、気が付かなかったんだよね。
今年発見したのは2株!

このまま、人に見つからずに増えてくれないかな~ 来年の観察対象が増えて、少しうれしいね。

4月末-5月連休中の山菜狩り

1月中旬頃より、急激に増えた医療関係の機械部品への彫刻依頼。通常はハイスや超硬のカッターで切削を行っているけど、材料の関係から切削ではなく研削に近い感じの作業内容で、土日祝日の区別なく連日の残業続き・・・

まあ、コロナ禍のなかでお仕事があるのは非常にありがたいこと。時間と用いる刃物の価格から算出すると、厳しい単価なんだけどね。でも、お仕事があるからこそ『あう価格』に近づける努力もできるんだよね。

さて、そんな忙しい時期を過ぎた4月下旬から5月の連休に、ちょいと近所のお山に山菜狩りをしてきたのでまとめておこかな。。。




ミズバショウ
4月19日 実家の近所にある川沿いの水芭蕉。今年は例年より気温が高く早く花が咲きだした。やっぱり初夏を感じる水芭蕉は良いもんだなと思う。

ここのミズバショウは6月になると草丈の高いミゾソバなどに覆われてしまう。存在自体がわからない状態になるから、本流側の護岸工事や大きな取水で消滅しなければいいんだけどな・・・



大きいタラの芽

5月9日 恒例のタラノメ狩り。本当は4日前の5日(こどもの日)に入りたかったけど、7日納期のお仕事があって思いっきり早出&残業になってしまった。案の定タラの芽は伸び気味で旬を少し過ぎちゃった。

ただ、ものすごく沢山あるお山なので、同行者と頑張って小さめの物を選んで収穫。背負子が重くなったので一回目の回収。



たっぷりのタラの芽

1回目の回収で大きいな~ もう少し小さいのをと思って再収穫に向かったが、やっぱり大きさはあんまり変わんない。同行者も同量の収穫があったけど、ちょっと収穫のタイミングを脱したのは否めない。そして8割がた手を付けずに放置したタラの芽の木々。

タラの芽は1年で90cm近くも伸びちゃうから、来年の収穫は大変だろうな~



コシアブラの芽吹き


さて、こちらは同じ日のコシアブラ。まだ早いよね。。。 ここはコシアブラはあるけどチシマザサは酷いしコシアブラも若いから、動き回る労力に対して収穫が少ないんだよね。
親父から引き継いだお山は、山の取り付きから延々尾根を歩くけど、目的の場所には沢山あるんだよね。木も大きいしチシマザサはモザイク状に生えているから楽ちん。でも、クマさんがな~ またベアチャージ受けるのはごめんだ!
チャージだったのか攻撃だったのかは、ことが終わらないとわかんないもんね。


暑さに弱るワサビ

山菜狩りの終わりに寄ったワサビの自生地。清水が崖の途中から大量に湧き出ている場所だけど、サワグルミや桂の芽吹きがまだ弱いから、直射日光と気温にあてられて葉っぱに元気がない。。

FRPの彫刻時に出る切削粉をキャッチする水フィルターを作った。

普段アクリルや塩ビ、アルミやSUSへの機械彫刻を行っているのだが、今回依頼されたFRPへの彫刻は結構面倒だし難易度が高かった。

依頼された時点では、過去に玩具用のFRPに彫刻した事があったので、『まあ、大丈夫だろう』と思っていたが、持参されたサンプルに手持ちのカッターでテスト彫刻を行ってみると、、えらく刃物の摩耗が激しいのに驚いた。

以前彫刻したものは、RCカー用のt=0.5のFRPだ。 今回の依頼品と見比べると、RCカー用のFRPは表裏のエポキシ層が厚く強化繊維が厚みの中央部に位置していた為に、ガラス繊維部分を切削する確率が少なかったから、必然的に刃持ちが良かったのだ。

彫刻に用いる刃物はアクリルやアルミなどの枚数の少ない銘板であればハイスを用いる。ハイスは切れ味が良いが超硬より刃持ちが悪い。でも、注文枚数が少ない銘板では、再研磨による刃先の直径を合わせる作業がなくて済むからね。さっと目的の刃先径に研いで、サッと作業にとりかかれる。

反対に枚数の多い銘板(正確には文字の高さに対する文字の線幅が長いもの)は超硬を用いる。これは依頼された同一銘板の中で、太字の物や細字の物が発生しないようにする事が第一理由であり、第二の理由は『彫刻機用の刃物研磨機は、刃先の直径や逃げ角などが希望の数値を狙えない(目盛りがない)仕様になっている。』ことに起因している。

研磨機

彫刻機の使い方や研磨方法を教えてくれる人もいないし、初めて触れる機械は分からないことだらけだったから、機械メーカー(現在彫刻機メーカーは存在しない)の取説をネットや専門書で探したり、動画や掲示板を捜し歩いてみたりして、『刃角一覧表がある』とこまでは分かったが、その一覧表が今日この時点になってもお目にかかれていない。

当初は四苦八苦していた研磨も、学生時代に教わった測量の計算で求められる事を発見した。だから今は刃物の研磨は苦にならないんだけどね。。。


さて、FRPは超硬の刃物で切削(彫刻)する。テスト彫刻は刃先径0.25mm、彫刻深度0.2mmで行ったが、60文字前後の彫刻で刃先の摩耗が進みバリが出る。バリが出ると墨入れ時の拭き取り作業でウェスが引っ掛かったり文字が滲んで見えてしまうのでNGなのだ。可能な限りバリなし出来るには、頻繁に研ぐしかないんだな。。。

まあ、60文字で再研磨していたのではお仕事にならないので、カッターは刃物屋さんと相談して別途準備したのだが、新調した高額なカッターは切削速度が遅い!でも、きれいに切れるのだ。感覚的には切っているのではなくて、鑢で削ってる感じなんだけどね。

FRPへの彫刻

まあ、一文字1分かかる彫刻を早いと思うか遅いと思うか。。。
それとも、超硬で綺麗に切削するために頻繁に研磨をするか。いや、再研磨の回数を減らして墨入れに時間を掛けるか。。。。

というわけで、片栗粉より細かそうなFRPの切りくずをキャッチする為に、水フィルターを作った。