Club Crest | ワカサギ釣りや鮎釣り、山菜狩りとキノコ狩りを通じて実感したことや感じたこと、父母からの伝承などを記載した雑記帳です。  Club Crest 雑記帳 
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ナメコを求めて初めて新潟へ行ってみた。

 11月に入り群馬県内のキノコ狩りは、ナメコやヒラタケ、イボセイヨウショウロなどが発生する時期となったが、友人や知人からの情報では、あまり芳しくないようだ。紅葉は、赤城山や榛名山の山頂付近ではすでに終わり、標高800m付近まで下がってきているので、奥利根のナメコもそろそろだと思う。

 今年はマイタケ後のキノコの収穫が少なかったせいか、友人は『新潟に行ってみたい』とのこと。自分は、新潟は山菜狩りで少しだけ出かけた事はあるが、キノコ狩りは全くない。もちろん山の状態もわからない。 そこで、ざっとネットを検索すると出てくる記事やYoutubeには確かにナメコやムキタケの収穫が乗っている。

 ただ、掲載された日付や場所は様々だから候補地にはならないんだけど、ヤマレコの標高や日時から発生時期の目安にはなるよね。さて、次に調べるのは、ナメコ狙いなんだから『ブナのある場所』だね。倒木が多いであろう沢のある山で、高齢のブナがあるところ。そう二次林ではない場所ってことだよね。

 その次は、エスケープできる場所で携帯電話の電波が通じる場所の選択。ブナの倒木を狙うのに確実なのは沢筋。沢の下から上流のブナを見渡せば、倒木や枝が折れた立木が見つかりやすい。もちろん、このような場所は急斜面でぬかっているから、滑り落ちる危険が付きもの。。。。

 そこで、あれこれと吟味した結果、とある登山道や林道沿いを散策することにした。登山道は川と尾根の中腹を走っているので、散策場所は登山道より山頂側に絞り、急な斜面では道を外れても10m程度とする。これは万が一にも滑落して足を捻挫したりした時、斜面を登って道に出るより、尻もちをつきながらでも登山道に戻れるかもしれないし、行き交う人に声を掛けられるからなんだけどね。 


紅葉

 紅葉が進んだ山では、滑落や道迷いで動けなくなると凍死を覚悟しなければならない。朝晩は冷え込み氷点下になることも多いから、真冬の服装が必要だよね。時々、気温の上がった9時ごろから散策する人で、予備の食事や飲み水、フリースやカイロなどを持参していない方に会うこともある。

 今回、初めて行く場所であること、台風の影響や地形図からの印象と違うかもしれないという事から、2食分の食事と飲み水、白金カイロやカッパ、フリースやエマージェンシーシートなどを背負子に放り込み登山計画を提出をして最悪の場合に備えた。
 15日からは狩猟も始まるから、今度は服装にも注意が必要だよね。

 この辺の事柄が、ナメコ狩りを渋る原因なのだ。。 そして、ナメコは群馬県内でも収穫できるし、マイタケやその他のキノコのシロをパトロールするだけで時間が足らない。 爺さんや親父から受け継いだ場所は、年により収穫の大小はあっても守らなければならないし、子供たちに伝えていきたい場所。

 『採れないのに一つの場所に拘って・・』と言われることがあるけど、山は生きているから植生の変化や人為的な行為で出なくなったり新しく発生したりするものなのだ。

 今でこそ、料理屋や市場に出荷していないけど『山に入る時は、採取して販売していた時と気持ちは一緒。ただ、沢山採らないだけ』なのだ。遊びでは入るんじゃないんだな。。。
 次に伝える為に、必要な事柄を集めたり確認したりするのが今の目的。キノコの量じゃないのだ。。。


ナメコ

 友人と待ち合わせ後、登山口の駐車場で行き会った方から、色々と話を聞くことができた。その中で、『ここは、ブナにはナメコは出ない。ナラの木に出る』と言っていたのが印象的だった。入山する場所には目星が付いているらしく、山を指さしながら『こっちから登って、あそこの尾根を降りてくる。二回戦やるんだ』とのことだったので、自分たちは登山道を歩いて、尾根の向こうから入ることを約束した。

 自分の中では、ナラ枯れに生えるナメコは長くは発生しないという印象だ。セオリー通りブナの倒木を探せば良い。ただ、初めての山だし、紅葉で葉が付いているので折れた枝や倒木が目立たないことがマイナス要因かな。平坦なブナ林なら樹冠を見渡して空が見える場所に向かえば、だいたい倒木や折れた枝があるんだけどね。

 登山道を歩きながら沢の上流を眺めると、倒木に結構ナメコが生えていた。でも、トビムシだらけなんだな(笑)
実家がキノコ農家兼養魚場を営んでいたから、ナメコは幼少のころから散々食わされて、食べたいキノコではないから写真を撮ってこの倒木は終了。


出始めのナメコ

 出始めのナメコがあった。収穫には早いよね。これからなんだね。今週末って感じかな? 
 登山道の散策を続けて携帯電話のエリア外になる場所で折り返し登山道を戻ると、群馬漁協でお世話になっている方にばったりと行き会った。

 『○○さ~ん』
 『あれ~ 星野さんも、ここに来るんだ?』
 『いや 初めて来たんですよ。なんも収穫なしです。。。』
 『この先の少し入ったところに、倒木があったでしょう?ナメコが出るんだ~』と教えてくれたけど、見当たらなかったな。
 自主規制で奥まで入らなかったからかな? それでも、枝には少し生えていたから、偵察だったから良しとしましょうかね。

ツキヨタケ

 ツキヨタケがあった。まだ新鮮なのが多い。ナラタケやネコノシタ。シロソウメンタケにチャナメムキタケなど種類が多いのには驚いた。さすが標高の低いブナの森だ。


黒いツキヨタケ

 黒いツキヨタケ。。。。


マイタケ

 駐車場に近い斜面に大きなミズナラがあった。『一応見ておくかな』と根元を覗き込んだ友人が『マイタケだ!』と叫ぶ。えっちらおっちら斜面を登ると、老成してミイラ化したマイタケが3株もあるではないか。。。。
 来年、時間があったら見に来てもいいか。。。

ヒラタケ

 ヒラタケ これからだね。。。

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いや~ 美味い! 今までの人生で一番旨いキノコだ!

 もうすぐ11月だが、今月は週末になると台風がやってきて、週末のキノコ散策は思うように進んでいない。ハタケシメジにコウタケ、ナラタケやマツタケの発生も悪く、9月の少雨のせいで山は乾燥気味だし、高い気温の為か例年より2週間から3週間季節の移ろいが遅く感じる。
 本命のマイタケは、キノコ人生で7番目位の大物と出会えたものの例年より発生個数が少なく、前回収穫した4.1Kgのマイタケを合算しても収穫重量は、例年の四分の一程度だろうか。。。

 10月12日の台風19号では関東山地や東北などでは記録的な雨量により河川の氾濫や土砂災害も多発した。自分の実家は沢の出口に土砂が堆積した扇状地上にあるが、沢の上流は風化した花崗岩質で薄い土壌だから、災害のニュースを見るたびに他人ごとではないと思い知らされる。。。
 
 台風が通過した翌々日に実家の取水口を点検に行った。案の定、取水口は上流からの土砂に埋まっていたので、鋤簾やスコップで土砂を掻き出しでお昼過ぎには、何とか復旧できた。

 復旧後、近くのミズナラ林を散策してみると、遠目からでも確認できる大きなキノコが目についた。『ヒラタケかな?』と考えながら近寄るとヒラタケではない。太い柄に縁を巻き込んだカサ、ブナシメジとは違うが表面には模様がある。
 

ツバヒラタケの裏側

 見る角度によってはシロハツに似るが、ハツではない。
若い個体の柄は、カサの中央より外側に位置し、カサは中央部がへこまない。
『さて、なんだろう?』としばらく思案しても思い当たるキノコが見つからない。

ツバヒラタケの大きさ


 持ち帰ったキノコは、傘の大きい個体で18cm位。菌臭は優しく特徴的な臭いもない。柄は太くてシッカリしているし、傘の縁は巻き込んでいる。幼菌は大きく市販されているエリンギやアワビタケに似る。
ツバヒラタケの巻き込んだカサ

 手持ちのキノコ図鑑やネットで調べても見つけられなかったので、後日林業試験場へ鑑定をお願いした。このキノコは、『ツバヒラタケ(Pleurotus dryinus)といい、国内でも発生が稀な北方系のキノコであることや食用菌である』ことなどを教えて頂きました。今回、突然の鑑定願いにもかかわらず、ご丁寧に対応をして頂き感謝いたします。
 
 さて、実はこの時点ではツバヒラタケの味には興味がなかったんだよね。。。 
だから、鑑定後のツバヒラタケは、『自分は食べないので・・・』と、試験場に引き取って頂いたので味見はしていないのだ。
ところが、工場のスタッフに話したら、食べて見たいと言い出した。名前で調べたら美味しいキノコらしい。


おいしそうなツバヒラタケ

  『おいしいキノコみたいですよ~ 青森では栽培の研究をしてますよ~』と言われ続けたので、10月27日に『残してきたのが丁度いいかな?』と再度ツバヒラタケを採取すべく出かけてみると、取り残したキノコは更に大きくなっていた。
 優しい菌臭からヒラタケ特有の菌臭が強く出ている。採取すると虫は入っていないが、この個体は、食べないキノコに分類だね。大きな個体は、切ったりちぎったりして観察用、若い幼菌は味見のために数本持ち帰った。 


巨大なツバヒラタケ

 味見用のツバヒラタケ。エリンギに似た幼菌だけど、一番大きい個体は13cm位かな。
エリンギのようなツバヒラタケ


 ヒダとカサの巻き込みの様子
若いツバヒラタケ

 キノコ本来の味を確かめるべく、単純に焼くだけ
網で焼くキノコ


 弱火でじっくりと焼いたツバヒラタケは、大きさの比較ができる様にと、晩酌用の刺身と盛り付けてみたが、ピンボケだった。
 さて、お味はというと、抜群に旨いキノコだね。マツタケやマイタケのような香りはないが、歯切れの良さと咀嚼感はマツタケより上だ。味はホンシメジと良い勝負ってところだろうか? 

 もう少し詳細に語るなら、焼いたホンシメジでは一口食べれば味が強すぎて口直しの酒が欲しくなるが、このキノコはうま味の中に感じる甘みが、すうっと口の中から消えてゆく感じがあって、次々と食べたいと思う部分かもしれないね。


ツバヒラタケの盛り付け例

台風19号の風対策後に、標高1200mのミズナラ林を彷徨ってみた。

 先週末は、熊谷のラグビーワールドカップのファンゾーンで、ハイネケンを飲んだくれながら日本代表のTRYに歓喜していた。
いや~ TVを見ながら応援するのもいいけど、ワイルドナイツの選手の方々のトークを聞いたり、みんなで応援するのもいいもんだね。。

 毎年、この時期は朝と寝る前にコンピュータによる気象予測を見るのが日課になっている。理由は台風や豪雨などで、実家のハウスや納屋が心配だからなのだが、今年はラグビーがある。いい試合を見たいから天気が心配なんだよね。

 台風19号が発生してから、毎日試合のある土日の気象予測を表示させてみると、東海から関東は大雨と強風。多少台風の進行方向が変わっただけで、群馬県の降り始めから終わりまで、おおよそ300mmほどの降雨がある。これはもう、ラグビーの試合開催云々よりも、緩んでいるハウスコードの点検や取水口の対策が先。

 予定では火曜日に点検に行く予定だったが、加工の切りがついた水曜日に行ってきた。

台風14号の降水予想


 朝露に濡れる納屋の軒先に上ると2か所ほど塩ビトタンの釘が抜けてバタついている。お盆にチェックしたときは大丈夫だったが、やっぱり塩ビは劣化するね。釘が抜けたのではなく、トタンが割れてバタついていたのだ。台風前に気が付いてよかった。

 正午過ぎまで点検や補修を済ませて、ふと考えた。。。
 『今年は、ハタケシメジも流してしまったな~ コウタケは不発。マイタケは、小さい奴を8株くらいか。。。』
 『夕方からのラグビー2試合は、J SPORTSで見たい。でも、道の駅に寄ったり自宅の草刈りもするから、3試合目が始まる6時半までに工場には戻りたい。』

 『毎年パトロールしている自分のシロは見終わっているから、しばらくぶりに行ってみるか・・・』と、昭和村の自宅に近いミズナラ林に向かった。目的地までは砂利の林道だ。道脇にハタケシメジが沢山出るポイントが8か所ほどあるのだが、地元の老夫婦が農産物直売所で販売しているとの事で、もう12-13年収穫するのを控えている。

 道脇の発生ポイントはよく踏まれていたから、老夫婦の足跡ならもう80歳越えだ。どうぞ、無理せず息災でいてくださいませ。。。

 さて、目的地は林道の最奥にある。滝が見える橋を渡ると行き止まりで、そこから奥のカラマツ林に向かう重機用の作業道があるが、軽トラはここまでしか行けない。幸いミズナラ林はこの車止めの周辺だから、勝負が早くていい。

 『ここのミズナラは、70本ぐらい。久しぶりだから全部見たいけど時間がないな。急斜面の20本だけ見ようか。もう終盤だしね』と、目の前のミズナラに向かうと根の股に丸いものが・・・・

マイタケ ソフトボール位

 
 数本見回って、『昔採ったのはどの木だったかなぁ~思い出せないや』と、考えながら大岩を抱いたミズナラを回り込むと、でっかいマイタケを発見! 落ち葉を被っていたから、高所から見下ろしたんでは発見できなかったろうね。 ラッキーだった。

木の葉に埋もれたマイタケ


 大きなマイタケを丁寧に起こすとまだ流れていない。あと2日ほど育てればもっと大きくなっていただろうね。この大きさは久々だ。10数年ぶりかな。

あと2日は置いておきたかったマイタケ

 帰宅して計量すると4.1kg。親父と一緒に収穫したマイタケは12kg近かったから、上には上があるけど大きいマイタケはうれしいよね。自宅の草刈りを済ませ、妻は処理が大変だから小さいマイタケが良いというので、特大のマイタケは工場のスタッフ宅に行く事になったのだが、工場に着いてからスタッフに記念写真を撮ってもらう時に『にやけてますよ~』って・・・

 そりゃ にやけるでしょ! うれしいもん。 そして、このマイタケはあなたの家族がお食べになるんでしょ?

4.1kgのマイタケ

松茸やマイタケの話題を耳にする季節になったけど、今頃になって水芭蕉の種をまいてみた。

 我が家には水芭蕉が3株ある。いつの頃かは記憶がハッキリしないが勝手に生えてきたものだ。珍しいから水芭蕉の生えるがままにしていたけど、今年の夏を迎える頃からどうも様子がおかし。。。

 日当たりや水の加減など色々と考えてみたけど、株が弱ってゆく原因がわからないのだ。実家の池周辺には色々な植物が生えている。サンカヨウやミソソバ、エンレイソウにギョウジャニンニクなどなど。。あと、群馬の山の中では珍しいハマナスがある。
 初めに見たときは変なバラだと思ったが、宮城県の浜育ちのお袋が好きだった花だ。どこかで購入して植えていたんだね。

 水芭蕉が弱っている原因はわからないけど、元々両親が食べる為に植えていたワサビが原因じゃあないかと思う。今年はよく繁茂して美味しく頂いたんだけど、ワサビは根から他の植物の成長を阻害しる物質を出しているらしい。来年は、ワサビを少し抜いて水芭蕉との距離をとってみようと思う。

 水芭蕉といえば尾瀬ヶ原や尾瀬沼、その他標高に高い湿地や北海道などが有名だよね。群馬県でも赤城大沼湖畔や北毛の山々にある湿地にも自生しているし、標高の低い所では前橋の嶺公園や太田の金山にもあるよね。

 自分の身近な自生地は薄根川沿いにある。今年のお盆に、その一つを見にったらミソソバの群落になっていた。水芭蕉の葉がミソソバやヨシに隠されていて全く確認できなかった。20株ぐらいあった場所なんだけどね。

我が家の水芭蕉

 さて、水芭蕉が増えてくれればと種を毎年採取しては池の周囲に撒いていたけど中々増えてこない。そこで今年は苗にして来年植えてみようと思った。水芭蕉の実生栽培についてググってみると、『採取したら直ぐに撒く』とか『種を洗って水に浮かべておく』とかの記事を目にしたけど、自分は、7月に水芭蕉の実を折り採り、ジプロックに入れて冷蔵庫で保管してみた。

 理由は、直播は既に効果がなかったことと、人工的に冬を経験させてみる事。そして、夜間の気温が30度を下らないような前橋では、温度や水の管理が出来ないだろうと思ったからだ。

 9月16日、冷蔵庫から取り出した水芭蕉の実は溶けて怪しい液体になっていた。匂いは無かったけど色が怪しいし少し粘る。。。
嫌がっては物事が前に進まないので、玉ねぎのネットに入れて軽く揉み洗いした。

水芭蕉の種を玉ねぎネットに入れて洗う

 何度か濯ぐとコーヒー豆のような種が出てきた。腐っているようには見えないけど、生きているようにも見えないんだな。2か月も冷蔵庫に入れていたから、そう感じたのかもしれないね。

洗いあがった水芭蕉の種

 植え付けにはピートモスとミズゴケを半々に混ぜた物を用意した。発芽したら、そのまま来春まで室内で育てる予定だ。季節はもう秋。発芽しても冬芽を作る時間がないだろうから、最低気温が15度ぐらいになったら、思い切って窓際の直射日光のあたる場所へ移動してみようと思う。

ミートモスとミズゴケを混ぜる

 もうすぐ10月だというのにまだ暑い日が続いている。少し深めの腰水にしているけど、外に出しているとミズゴケの表面にある水芭蕉の種は直射日光で熱くなってしまうから、日中は室内に移動している。

野外の直射日光を避けて室内で保管

 今日、9月24日に発芽を確認した。撒いてから8日だね。

 どうなるかわからないけど、前橋の紅葉が終わる時期まで、野外と室内を行ったり来たりしながら育ててみようと思う。

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わけあって尾瀬行脚。。。

 
 お盆に2回ほど尾瀬沼に行ってきた。目的は、花や鳥とか虫などの探し物なんだけど、自然が豊かすぎて図鑑片手にうろついても、良い題材がつからないな~ 

 8月12日は、大清水から入って三平峠を抜け、大江湿原を往復したら尾瀬沼の北側を歩いて沼尻に向かった。大昔に来た時の印象から比べると、時期は異なっているもののニッコウキスゲの実をつけた株が少ないように感じた。また、平野家のお墓はヤナギランがすくなっかったな~

 戊辰戦争の時、この尾瀬でも新政府軍の進行に備えて会津軍は5つほど土塁を作ったらしい。その土塁を探して大江湿原を歩いてみたが、見つからなかった。保護財団のHPには『小渕沢田代の分岐手前のトウヒ付近に防塁跡がある』ことになっているんだけどね。

 ランドマークである3本カラマツも、どうやら人為的な盛土の上に育ったものらしい。。。
 (写真のリザイズを忘れて、クリックで拡大)
大江湿原の3本カラマツ

 沼尻平の地等にはヒツジグサが咲いていた。ナガバノモウセンゴケやヒメシャクナゲもいい感じだった。ここの池塘はナッデ窪に向かう木道から見ると、等高線に沿うような形をしているのがよくわかる。 12日はここまで。来た道を戻って大清水まで歩いた。

沼尻平の池塘

 8月17日は12日と同じく大清水から入って、今日は尾瀬沼の南側を通って沼尻へ。沼尻川を渡ったらトイレに立ち寄って、植物図鑑とノート、筆記用具とGPSを持って白砂峠から見晴小屋へ向かった。

 途中、気になった花や植物を調べたり写真に撮ったり。。。。やっぱり、さっぱりわからん。

 白砂湿原の木道は池塘に橋を架けるように続いているので、色々と観察しやすいが、ミツガシワが少ない。木道南側の池塘はだいぶ荒らされていて、シカの食害だろうか。。。 写真は北側だけど、寂しい感じだね。

白砂湿原のミツガシワ

 白砂湿原手前の沢に生えていたトリカブト。尾瀬には3種類あるらしい。オクトリカブトは紫色で茎が横に這うようにして花がつくらしい。ジョウシュウトリカブトは色が白っぽい。消去しながら同定すると、オゼトリカブトでいいのか? 

 学生時代、尾瀬通いをした息子たちに聞くしかないな。。。。

オゼトリカブトかな?

 段小屋坂にあるシナノキ。自分としてはシナの木は、木材というより段ボールの型抜き用に共芯合板として扱った記憶がある。シナノキは淡く黄色っぽいクリーム色の材色で、優しい雰囲気がいいんだよね~

 シナノキ

 見晴小屋に向かって歩いていると、『おお、あっちにも、こっちにもシナノキがあるじゃん!』と思っていたら、葉っぱが違う。シナノキは丸っこい葉っぱだけど、細長い葉っぱでクルミっぽい。実家に勝手に生えたサワグルミの葉によく似てるが、オニクルミかもしれないな~ 幹だけでは難しいね。。。

段小屋坂のオニクルミかな。サワグルミか?

 見晴小屋に着いたのは11時。少しだけ先に進んで尾瀬の匂いをがぐ。自分にとっての尾瀬は、水芭蕉やキスゲではなくヤチヤナギの香りだ。尾瀬に来たら良く嗅いでいたのを思い出して、下田代の木道をてくてく・・・

 程なくして木道の間にヤチヤナギはあった。葉っぱを撫でて指の匂いを嗅ぐと、尾瀬の香りがする。春の新芽の頃よりは香りが薄い気がするが、尾瀬に来たことを実感した。さて、このヤチヤナギ。東日本の泥炭地や標高の高い湿地に生えているヤマモモの仲間。ヨーロッパでは、このヤチヤナギ(セイヨウヤチヤナギ)の葉っぱや幹をチップにして、ビールの香り付けフレーバーにしたらしい。

見晴小屋と燧ケ岳

 見晴小屋で、昼食を摂りながら長男とスタッフに到着&安否メールを送った。普段からネット環境があるのが当たり前だけど、山では無くても不自由はないよね。

 でもね、やっぱり、ラジオで雷雲の接近や天気予報を聞いたり、雲の流れを判断して天候を予想するより、XRAINを見た方が早いよね。だから、環境があれば使ってしまう。。。

 情けないな(笑)

 帰路の小沼は尾瀬沼より5M高いだけなんだね。
小沼湿原 赤城ではなく尾瀬

 三平峠の下りでオヤマボクチを見つけた。昔は火付けにも使ったらしいけど、オヤマボクチはやっぱり蕎麦だよね。

オヤマボクチ

 途中の清水を、晩酌に使おうかと汲んでみたが、ポカリじゃあ味が悪いよね。。。次回は、未使用の容器を何か準備してこようかな。 17日は4時に一ノ瀬休憩所に到着。
清水をお土産にする